40代で転職回数10回以上は詰み?転職20回の僕が「天職」に出会うまで

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「40代で転職10回以上。もう自分は詰んだのかもしれない」

そう思って検索しているあなたへ。転職20回・47歳の僕も、まったく同じことを考えていました。

8社に応募して全滅。家族には「うまくいってるよ」と嘘をつき、1日中アニメを見て過ごす日々。求人サイトを開く気力すらなくなった時期が、僕にもあります。

この記事では、40代×転職10回以上の現実がどれだけ厳しいのかを正直にお伝えしたうえで、「詰んだ」と思っていた僕がそこからどう動いたのかを書きました。

先に結論を言います。厳しいのは事実です。でも「詰み」ではありませんでした。

目次

40代×転職10回以上の現実|厳しいけど「詰み」ではない

40代の転職は何回までOK?企業が気にするライン

「40代で転職10回以上って、やっぱり多すぎますか?」

正直に言うと、多いです。データを見ても、それは明らかでした。

令和2年の調査によると、40代の転職回数は3回がボリュームゾーンで、5回までの人が全体の7〜8割を占めています(出典:総務省統計局「令和2年転職者実態調査」)。つまり10回以上というのは、統計的にはかなり少数派ということになります。僕の20回なんて、もはやグラフに載らないレベルです。

じゃあ10回以上だと絶対に落ちるのかというと、そうとも言い切れません。dodaが企業の採用担当者に実施したアンケートでは、40代の転職回数について「選考に影響しない」と答えた人が24.3%で最多でした(出典:doda「採用担当者アンケート」)。

採用担当者が「選考に影響する」と感じる40代の転職回数割合
影響なし24.3%
3回19.4%
6回以上17.5%
5回16.5%
4回15.5%

約4人に1人は「回数は気にしない」と考えているわけです。ただ僕の実感としては、この数字はあくまで「建前」も含んでいると思っています。なぜなら、実際に47歳・転職20回の経歴で応募すると、書類の時点でほとんど反応がなかったからです。

10回以上になると、もう「多い・少ない」の話ではなくなります。**「どう説明するか」「どの土俵で戦うか」の勝負になる。**それが僕の実感です。

中高年×転職回数が多いと何が起きるのか

ここからは、40代で転職回数が多いとき、実際に何が起きるのかを書きます。一般論ではなく、僕自身に起きたことです。

47歳のとき、8社に応募しました。結果は全滅です。

応募結果社数
書類で落ちた(不採用通知あり)3社
応募後、何の反応もなし5社

見ての通り、8社中5社は「無反応」でした。20代や30代のときは、不採用でも通知が届いていたんです。でも47歳になると、応募したこと自体がなかったことにされる。2週間経っても何の連絡もなくて、「ああ、落ちたんだな」と自分で察するしかありませんでした。

不採用通知ならまだ区切りがつきます。でも「無反応」は、存在ごと無視されている感覚に近かった。

8社すべてに落ちたあと、僕は家族にこう言っていました。

KOEDAKE

「うまくいってるよ」

本当は何ひとつうまくいっていないのに、正直に言えなかった・・・。「もうこれ以上は無理だ。何をやっても無駄だ」と感じていて、嘘をついている自分を見て思ったんです。

KOEDAKE

「もう詰んだ。僕はもうおしまいだ」

そこからしばらく、1日中ネットやアニメを見て過ごしていました。お金がないから新しいゲームも買えなくて、昔のゲームを引っ張り出してやっていた。求人サイトを開く気力なんて、とっくになくなっていました。

面接に進めたケースもありましたが、若い面接官に経歴を一言で片づけられて終わった経験もあります。あのときの帰り道のしんどさは、今でも忘れられません。

面接で転職回数を聞かれたときの具体的な答え方は、こちらの記事で詳しく書いています。僕の失敗パターンと、そこから学んだ伝え方のコツをまとめました。

「厳しい」のは事実です。これは隠しようがありません。でも、「厳しい」と「詰み」はイコールではなかった。「詰み」というのは「もう一生どこにも受からない」という意味ですよね。実際にはそうではありませんでした。

転職回数が多いこと自体への漠然とした不安や、「人生終わりなのでは」という気持ちを抱えている方は、こちらの記事も読んでみてください。僕がどん底から抜け出すまでの話を詳しく書いています。

「詰んだ」と思っていた僕が変われた理由|エージェントとの棚卸し

40代×転職10回以上でも登録できるエージェントはある

8社全滅のあと、僕はしばらく何もできませんでした。でもある日、ハローワークの窓口に足を運んだんです。もう見栄を張る余裕なんて残っていなかったので、相談員さんの前に座って正直に打ち明けました。

「8社全部落ちて、もう何をやっても無駄な気がするんです」と。

相談員さんはこう返してくれました。

相談員さん

「そう思う方はよく来られますよ。でもお会いできないので想像でしかありませんが、絶望を感じてここに来られない方もたくさんいると思います。来てくれてありがとう、一緒に頑張りましょう」

正直、「お役所仕事」のイメージがあったので、この言葉には驚きました。でも同時に、**「ここに来ただけで、まだ自分は終わっていないのかもしれない」**と少しだけ思えたんです。

その後、相談員さんのすすめもあって転職エージェントにも登録してみました。「どうせ40代で転職10回以上なんて、登録しても相手にされないだろう」と思っていたんです。でも実際には面談してもらえました。登録のハードルは、自分が思っていたより高くなかった。

過去の退職パターンを棚卸しして「MUST条件」を決めた

エージェントの担当者さんとの面談で、過去の退職理由をひとつずつ洗い出す作業をしました。「なぜ辞めたか」ではなく「毎回何が嫌だったか」を振り返っていくと、自分でも気づいていなかったパターンが見えてきたんです。

そこから導き出したのが、僕にとっての「MUST条件」でした。

  • 一人の時間が確保できること(人間関係のストレスで何度も潰れていたから)
  • 体を動かせること(デスクワークや室内作業は長続きしなかったから)
  • 生活できる収入があること(やりがいだけでは食べていけないから)

この3つを決めたことで、「どこでもいいから受かりたい」から「ここなら続けられる」に考え方が変わりました。

棚卸しの具体的なやり方や、僕がMUST条件をどう絞り込んだかの詳しいプロセスは、こちらの記事に書いています。

「何回転職したか」より「なぜ続かなかったか」が分かれば道は開ける

エージェントの担当者さんに、こんな言葉をもらいました。

「回数は変えられないけど、次の選び方は変えられますよ」

この一言で、ようやく腑に落ちたんです。

転職回数の多さは「結果」であって「原因」ではない。原因は「自分に合わない環境を選び続けていた」ことだった。そこに気づけたから、次は違う選び方ができた。

僕の場合、MUST条件に合う仕事を探した結果、たどり着いたのが運送業でした。面談では「良い人そうだから」という理由で採用してもらえたんです。スキルでも経歴でもなく、人柄で決めてくれる会社が、確かにあった。

運送業での天職の話は、こちらの記事で詳しく書いています。

僕が実際に使ったのはリクルートエージェントです。40代・転職回数20回の僕でも面談してもらえましたし、書類の書き方も一緒に考えてくれました。一人で行き詰まっている方は、一度相談してみる価値はあると思います。

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40代×転職10回以上でも受かるための3つの戦い方

戦い方①|「転職回数が多い40代」を求めている業界に絞る

8社全滅していた時期の僕は、「とにかく受かりそうなところに手当たり次第」で応募していました。でもエージェントの担当者さんにこう言われたんです。

担当者さん

「数撃ちゃ当たる式は逆効果ですよ。受かる場所に絞ったほうが早いです」

最初は「選んでる余裕なんてない」と思いました。でも実際には、転職回数をほとんど気にしない業界が存在していたんです。

僕がたどり着いた運送業では、面接で転職回数の話はほぼ出ませんでした。聞かれたのは「体力はありますか」「長距離は平気ですか」ということだけ。フォークリフトの経験が複数の現場で評価されたこともあります。

「どこに応募しても落ちる」と感じているなら、応募先ではなく業界そのものを変えてみるのも一つの手です

転職回数を気にしない業界の一覧と、それぞれのリアルな扱われ方については、こちらの記事にまとめています。

戦い方②|書類は「回数」ではなく「一貫性」で見せる

僕はむちゃくちゃ時間をかけて職務経歴書を作ったことがあります。20社分の職歴を全部、時系列で丁寧に書いた。「正直に書けば誠実さが伝わるはず」と思っていました。

でもエージェントの担当者さんに見せたら、開口一番こう言われたんです。

担当者さん

「これだと読む前に閉じられますね」

正直ショックでした。でも言われてみれば、採用担当者の気持ちになれば当然です。20社の職歴が時系列で並んだ書類を見て、「じっくり読もう」とはならないですよね。

10回以上の転職経歴をそのまま並べたら落ちるのは当然。大事なのは「何をしてきたか」の羅列ではなく、「何ができるか」に焦点を当てた見せ方だと教わりました。

書類の見せ方採用担当者の印象
20社の職歴を時系列で全部並べる「多すぎて読む気にならない」
「できること」を軸にスキル別でまとめる「この人は何が強みなのか」が分かる

書類の具体的な書き方(キャリア式のフォーマットやまとめ方のコツ)は、別の記事で詳しく解説しています。僕が実際にエージェントの担当者さんと一緒に作り直したプロセスも書きました。

戦い方③|面接では「反省」より「これからの覚悟」を語る

僕の最後の転職は、「良い人そうだから」が採用理由でした。スキルでも経歴でもなく、「この人と一緒に働けそうか」で決めてもらえた。

面接では転職回数のことも軽くですが聞かれました。20回の転職を正直に話したうえで、僕が伝えたのはこういうことです。

  • 過去に何度も環境選びを間違えた事実は隠さない
  • ただし「なぜ合わなかったか」のパターンには気づいた
  • だからこそ、今回は自分の条件に合う仕事を選んでいる
  • 「次こそ最後にしたい」という覚悟を自分の言葉で伝えた

面接官は過去の失敗を聞きたいのではなく、「この人はうちで続けてくれるのか」を知りたいんです。エージェントの担当者さんにそう教わってから、面接での話し方がガラッと変わりました。

面接での具体的な受け答え(台本やNG例)は、こちらの記事にまとめています。僕が実際に聞かれた質問と、失敗した答え方・うまくいった答え方の両方を載せました。

よくある質問

Q1. 40代で転職回数10回以上だとエージェントに登録しても断られますか?

「どうせ相手にされないだろう」と僕も思っていました。でも実際に登録してみたら、ちゃんと面談の時間を取ってもらえたんです。47歳・転職20回という経歴でも、です。

もちろん、すべてのエージェントが同じ対応とは限りません。年齢や経歴によっては紹介できる求人が少ないケースもあると思います。でも「登録すらできない」と決めつけて動かないのはもったいない、というのが僕の実感です。

  • まずは登録してみる(自分が思っているほどハードルは高くなかった)
  • ハローワークも並行して使う(無料で相談できるし、エージェントとは違う求人が見つかる)
  • 「話を聞いてくれるところ」を見つけるのが最初のゴール(いきなり内定を狙わなくていい)

僕の場合、エージェントの担当者さんとの面談で退職パターンを棚卸ししたことが転換点になりました。一人で考え込んでいた時期より、人に話したほうが圧倒的に早かったです。

Q2. 40代で転職10回以上でも正社員になれますか?

なれます。僕自身が証拠です。47歳・転職20回で、今の運送会社に正社員として採用されました。

ただし、「どの業界で」「どの職種で」探すかによって、正社員になれる確率は大きく変わります。僕の場合は、MUST条件を決めたうえで運送業に絞ったことが決め手でした。

僕の転職活動の変化やっていたこと結果
条件を決める前手当たり次第に応募8社全滅
条件を決めた後MUST条件に合う業界に絞って応募正社員で採用

同じ「40代×転職10回以上」でも、探す場所を変えるだけで結果は変わります。まずは自分のMUST条件を整理することが最短ルートだと、僕は思っています。

まとめ|40代×転職10回以上でも「詰み」じゃない。僕がそうだったから

この記事でお伝えしてきたことをまとめます。

  • 40代で転職回数10回以上は「厳しい」のは事実。でも「詰み」ではない
  • 転職回数の多さは「結果」であって「原因」ではない。原因が分かれば次は変えられる
  • 一人で抱え込まず、ハローワークやエージェントに相談するだけで景色が変わる
  • 「どこでもいいから受かりたい」ではなく「ここなら続けられる」へ発想を転換する
  • 僕は転職20回・47歳から天職(運送業)にたどり着けた。あなたにも道はある

業界を変えるだけで状況がガラッと変わることもあります。転職回数を気にしない業界について知りたい方は、こちらも読んでみてください。

今の僕は、毎日トラックに乗って片道100kmサラダを配送しています。華やかな仕事ではありません。でも、「明日も仕事に行ってもいいかな」と思える毎日にたどり着けました。

8社全滅して、家族に嘘をつき、1日中アニメを見て過ごしていたあの頃の自分に声をかけるなら、こう言ってやりたいです。「まだ終わってないよ」と。

一人で考えて詰まっているなら、まずはプロに話を聞いてもらうだけでも気持ちが変わります。僕自身、エージェントの担当者さんとの面談が最初の一歩でした。

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